松平六万石の城下町として栄えた西尾。
その中心となる西尾城の一部を復元した歴史公園周辺には、
由緒ある建物が数多く残されています。
昼食前に立ち寄ったのは
西尾城東の丸の遺構を生かして
昭和初期に作られた
京風庭園 尚古荘 (しょうこそう)
緑繁れる庭園に一歩足を踏み入れれば
町なかの喧騒とも
日常の笧とも
隔絶された静寂に包まれる
閑雅なる 木漏れ日の庭園
緑瑞々しく潤いに満ち
白い玉砂利を踏みしめる心地も良し
庭の隅に置かれた水琴窟に
柄杓で水を注ぎ入れると
まろやかな音色
緑風にのり 涼をはこぶ
本当はこの後 「紅白おでん」 に舌鼓をうったのですが、「緑風紀行」ってことで、西尾城観光を先に記します
昼食後、私たちは再び西尾歴史公園へ。
二の丸の表口に位置した 鍮石門 (ちゅうじゃくもん) をくぐり、
光沢のある濃い緑葉の椿園を過ぎ、旧近衛邸へ。
書院造の建物の外廊下に敷かれた赤い毛氈と、
掃き清められた白砂が美しい、茶の湯文化伝承の建物である旧近衛邸。
木立の向こうには、西尾城の本丸丑寅櫓がそびえます。
鎌倉時代初期、足利義氏が築城した
西条城がはじまりと伝えられる西尾城
急な石段を昇り
本丸丑寅櫓にも上がります。
その後 資料館に入り
館長さんのお話を聞きながら
西尾の歴史と祭り文化を学びました。
さあさあ お次は皆さんお待ちかねの 西尾グルメ 「紅白おでん」 に参りますね~